無痛分娩 péridurale: 産後~おしっこが出ない(1)

産まれた時は真っ青で大丈夫か本当心配でした。

でも(1)で書いた通り、看護師さんにおしっこをかけて、ちゃんと泣いてくれて無事を確認でき本当に安心しました。

 

ママ初日は全て初めてのこと。

おっぱいをあげるのも本で読んだように。

それにしても今度は授乳で胸が痛い!

そして麻酔も切れてくると会陰切開した箇所の縫合せ部分の痛みが出てきました。

動く時は本当に慎重に動かないと辛かったです。

 

 

胸の痛みと下の痛みと戦っていたママ2日目。

看護師さんが私と息子の様子を伺いに来てくれました。

ちゃんとお手洗いに行ってる?排便排尿は大丈夫?」と。

 

そこに違和感を感じました。

 

そういえば、出産してからお手洗い行っていない。

おしっこしてない!

排尿していない!

24時間以上行っていない計算になったのです。

 

私「お手洗い行ってないです・・・。全然尿意が無くて忘れてました。」と

看護師さんに伝えたら、

看「QUOI????(何ですって)」とびっくりされ、お腹を見られました。

そしたら私もそれまで気付かなかったのですが、かなり膨らんでいたのです。

看「今からトイレで出来る?ちょっと行ってらっしゃい。」

私「はい。」

 

数分後。

 

私「全然出ませんでした。」

 

しょうがなく、尿道カテーテルで排尿することに。。。

 

そしたら出るわ出るわ。(汚くてすみません・・・^_^;)

 

ペットボトル1本では間に合わなく、2本両方満杯状態に。

24時間分の尿が出てきました。

 

これには看護師さん達もびっくり!!!

いやいや、私もびっくりしました!!!

 

それから数時間置きにちゃんとお手洗いに行く習慣をつけ、少しずつ排尿するように指示があり、守っていたのですが・・・。

 

何かがおかしい!!!

1滴も出ないのです。

その後看護師さんからアドバイスがあり、水を流しながらトイレで頑張ったり、シャワーの下で試みるも1滴も出ない。

何回やっても何も出ない!

そして尿意ゼロ!

 

水分は取っているので排尿の際は、看護師さんに部屋に来てもらい尿道カテーテルでやっていただく始末。

1日に2回は部屋に来て頂き管を通して排尿してました。

その度にペットボトル2本分ほど・・・。(ー_ー)!!

 

数日後内科の先生も来てくださったのですが、恐らく出産の際に赤ちゃんが私の神経を引っ張ってしまい、尿意が感じられないのではとのこと。数日もすればすぐに治るよ。だから一人でトイレ頑張れと言われました。(内心、本当かよ?!?!もっとちゃんと診てくれよ!!!(ーー゛))

 

旦那や義父母達曰く、もしかしたら出産時に息子が私の神経を引っ張ったせいかもしれないが、もしかしたら無痛分娩をする際に1度目ミスがあったせいかもしれないぞと。(私も後者には大いに納得。)

 

産後1週間後に退院しました。

退院時も尿意はゼロ。一人で排尿できませんでした。

授乳で胸も痛いし、会陰切開で縫ったところも痛いし、一人で排尿も出来ないし、本当不安でたまらない中の帰宅でした。

でも一つ安心できたのは、旦那の実家への帰宅で、日中義父や義母が居て不安とかも話せたことでしょうか。

そして色々アドバイスもくれたことが本当に精神面でも支えになりました。

 

帰宅後は旦那の実家の田舎町にいる看護師さんに1日2回家まで来てもらい、管を入れ排尿を手伝ってもらいました。朝1回と夕方1回。

引き続き家で自分でもトイレ頑張ること2週間。

その間、管を通しているので2-3度感染症にもなり、薬も飲むことに。

もう散々でした。(-_-;) 

 

産後3週間目頃から義母と旦那に勧められSmectaを飲み始めました。

通常、下痢・食あたり・水あたり等に重宝される薬なのですが、飲みやすいですし授乳時でも問題無かったので飲んでみることに。

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 数日後Smectaの効果があったのか、(微量ではあるものの)少し排尿に成功!

 

翌日も前日より少し多く出てくれ、産後4週間にてようやく一人で微量ではありますがトイレで排尿でき、これでもう大丈夫と安心することが出来ました。

 

その際に看護師さんが家に来る回数も1日1回に。

 

後日、徐々に出る量も増していき、産後5週間半後に看護師さんにお世話になるのも終了!

ようやく、ようやく、尿意も感じることができ、一人でそれまでほど時間がかからず出来るように。

 

ということで、総括すると、無痛分娩は出産時は痛くなく出産直前少し休めたことは良かったです。

でも、全くの「無」痛ではなく、産後は切れて縫い合せたところは麻酔の効果が無くなると共に徐々に痛みが出てきます。

 

その反対に私の場合はかなり特殊ケースだとは思いますが、「尿意」が数週間無くなりました。

おそらくこれは麻酔1回目が失敗したところに起因があるのかと考えています。

当時私の担当医だったお医者様も36年間医師をしていたけど、私のように尿意がなくなり一人で排尿出来なくなった人は初めて見たと言われました。

その逆に尿漏れをする人は結構いると言われました。

 

結局どっちの方が良かったのか。

自然分娩は私は試していないので一概にもどちらが良いとは言えませんが、無痛分娩でまだ判明していないリスク(副作用)はまだまだあるんだなと経験を通し実感しました。

 

無痛分娩をご検討されている方や、私と同じような体験をされている方が居て私の経験が少しでも参考になればと思います。

無痛分娩 péridurale: 出産(1)

2012年1月にフランスの旦那の実家近くで息子を出産しました。

最後まで普通にするか無痛分娩にするか悩みましたが、最終的に無痛分娩を選びました。

出産してから少し年月が経っていますが、その時のことについて書きたいと思います。

 

 

当時はパリではなく、旦那の実家近くのマタニティーに予約を入れていたので出産2か月程前頃から旦那の実家にお世話になっておりました。

私の両親は・・・、日本。

どちらも来ないとのことで、義理の両親と出産に臨むわけです。

でも義母は二人も自然分娩で産んでいるのですごい心強い先輩。

本当は無痛分娩にしたかったらしいのですが、旦那も弟さんも生まれたのが日曜日。フランスは日曜日お休みなので、麻酔医も休みだったため無痛分娩は出来なかったようです。

さすがフランスですよね・・・。(=_=)

 

 

1月末の金曜日。

何かお腹が張ってきて、2-3時間間隔でピクリ、ピクリとおかしい。と感じ始めました。

 

次の日、土曜日。

やっぱりお腹の張りと、軽い痛みが続く・・・。

日中は単なる腹痛?と考えていたのですが、どうやら痛みの間隔が微妙に短くなっている気が・・・。

 

夜7時頃、義母にお腹の痛みについて夕飯準備中に話したら、痛みの間隔をメモっておくようにとのこと。

 

やっぱり間隔が少しずつ狭まってきている・・・。

 

こ、こ、これが陣痛かーーーーーー!?!?!?!?

 

その夜、パリで働いている旦那も週末(と言っても土曜日も仕事でした)だからと実家に戻ってくる途中だったので、旦那が帰ってきてから一緒にマタニティーに行くことになりました。

予約していたmaternitéは旦那の実家から車で最低30分はかかるので遅いより早めに着いていた方がいいだろうとのことで。

行く前にmaternité に電話はして状況は説明しておきました。

 

 

旦那が21時半頃帰宅し、事情を話し、彼が夕食を食べて少しまったりし・・・。

要はフレンチのアペロタイムです。

禁酒生活を数か月続けている私にはものすごく羨ましい時間です。

 

 

 

さて、夜12時半頃?

義父の車に義母と旦那と私の4人で乗り出発。

義弟も車まで来てくれて、「Bon courage!!!」と励ましの言葉。

 

予約を取っていたmaternitéに着いたのは1時過ぎ頃。

 

早速診察室で診てもらったんですが、まだ破水もしていないし、子宮口がまだ大きくないとのこと。

待合室を貸してあげるからそこで子宮口が6センチくらいになるまで待っていてとの待機命令。

ちなみに6㎝くらい開かないとPeridurale(麻酔)打てないようです。

 

でも、もうこの頃になると痛みも相当増し、かなり辛くなってきます。

 

 

待合室に行くとベッドとトイレも備われた部屋でした。

旦那も1週間の仕事疲れたのでしょう。

ベッドに横たわり、一人寝始めます。

隣で私も寝ようとするが・・・。痛い!!!

寝ることも出来ず、一人痛さとの戦い。

室内を歩き、気分を逸らす。

 

 

いつの間に夜が明けてたのだろう。

日曜日の朝。

 

10時頃かなー。

痛さで頭がもうろうとしており、記憶には無いのですがどこかのタイミングで破水していたのでしょうね。

そして子宮口も6㎝位大きくなってきたのでPeriduraleのゴーサイン。

 

義母の時代とは違い、日曜日にも麻酔医がスタンバッてくださってました。

他の人からこの麻酔の注射が痛いと聞いていたけど、背中に注射されても痛みはありませんでした。

 

でもね。。。

 

「Merde!」と麻酔医が言ったのが聞こえました。

 

えっ?何?今くそ!って言った???

 

な、な、なんと、麻酔失敗したらしい。。。

また15分後に戻ってくるからと・・・。

ま、ま、まじっすかーーー。

 

 

15分後。

麻酔医が戻ってきて2度目の注射。

今回は成功で数分で今まで戦ってきた陣痛の痛みも引け、

かなり楽になりました。

出産まではまだ時間があるからそれまで休んでおいてと看護婦さんに言われ、徹夜明け、ようやく少し仮眠を取ることに成功。

 

 

13時頃からでしょうか。

促進剤も打たれ、いよいよ旦那と分娩室へ!

 

 

分娩開始です。

息むように言われ、必死で息むのですが、痛さゼロ。

押しているつもりなのですが、なかなか息子は出てこない様子。

麻酔のせいで下半身の感覚があまり無いので頑張っているつもりでもちゃんと力が入っていなかったのかもしれません。

 

数分後、いきなりお医者様が旦那にすぐ分娩室の外に出るようにと。

 

いきなり重い空気が・・・。

 

子供の首にへその緒が絡み付いているらしく、会陰切開。

麻酔が効いていたので、切開時の痛みは全く無し。

会陰切開をして先生が赤ちゃんを引っ張ってくれ、やっと産まれました。

 14時12分。

 

 

でも真っ青。

おぎゃーも無く、青紫だったのですごく心配しました。

 

看護師さんに連れられて胸の辺りを押されたり少し叩かれ・・・。

 

その後看護師さんが「きゃっ!!!」と叫んだので振り返ったら、息子が看護師さんにおしっこをかけていたのです。

 

おしっこをかけられた看護師さんには申し訳ないけど、「あっ、これで息子は大丈夫だ」と本当安心しました。

 

 

 

ということで、途中まで陣痛の痛みはありますが、麻酔が効くと痛みから解放され分娩まで少し眠れましたし、会陰切開も麻酔のお蔭で痛み無し。

無痛分娩は痛みも無く選択して良かったなと思ってましたが・・・。

 

 

翌日から、結構大変な目にあうのです。

 

 

パート②に記したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Carte Bleu(銀行カード)がスキミングされて1500ユーロの被害

2011年9月頃。

まだフランスに住んでおり、旦那と結婚するすぐ前の頃のことです。

 

 

フランスはカード無しでは生活できないと言っていいほどのカード社会です。

日本だったら小銭で買うようなものも、Carte Bleu(日本で言うデビットカード)で買い物をします。

だから現金が無くても別に焦りはなし。

でもカードを忘れて家を出ると結構焦ります。

3-4ユーロのランチを買うのもCarte Bleu、カフェでもCarte Bleu。

どこでもCarte Bleuなのです。

 

日本では考えられないかもしれないけど、そのカードのスキミングがヨーロッパでは結構頻繁にあり、被害にあう方が多数います。

 

旦那もその被害に遭い、1,500ユーロも誰だか知らない人に使われていました。

 

旦那の特徴は、、、とっても優しいけど、それくらいにマイペースで抜けぬけです。

抜けぬけなので自分の口座をチェックするという行動にはなかなか結びつきません。

そんななので、少しずつ自分のカードがスキミングされているという事実に気付くのには2か月近くかかりました。

ある日銀行から電話があり、"Vous avez touché le plafond"と言われてやっと本人が気付いたのです・・・。

 

(私は内心、その前に気づけよ!ぼけ!と突っ込みいれてました。)

 

 

スキミングの可能性がかなり高かったので、すぐに銀行の担当者にカード利用の停止(Faire Opposition)をお願いしました。

 

 

後日、銀行から利用詳細が送られて来てチェックしてみると、スーパーのAuchanで100ユーロほどの買い物があったり、SNCF TGVで往復チケット150ユーロ分使われていたり、どっかのカフェで2-30ユーロ使われていたり。

いきなり、がっ!っと使われていなかったからなかなか気付かなかったのかもしれません。

 

取りあえずどれが不正に使われていたのかマーカーでハイライトすることに。

 

そして計1,500ユーロ近く使われていたことが判明したのです。

 

 

それを銀行にも教えるのと、警察書に行って被害届を提出。

 

こんなこと日常茶飯事あるので警察も慣れっこです。

警察では旦那は2-30分程で事情を説明して紙を貰って戻ってきました。

 

被害届を銀行に持って行ってあとは保険で降りるらしいとのこと。

 

 

いくら位おりるのか本人も分からない。

 

 

銀行もこういったことには慣れっこなのでしょうね。

被害届を銀行に提出してから数週間で全額戻ってきてました。

被害にあった1,500ユーロ、保険でカバーされてました。

私も新婚早々本当ひやひやしました。

こいつ、大丈夫かーーー!?っと。笑。

 

旦那だけではないです。

結婚する前に一緒にルームシェアしていたシェアメートもある日銀行から「最近南アフリカにご旅行に行かれましたか?」と・・・。

 

もちろん、「行っていません。」と返事をしたら、

「あなたのカードはスキミングされている可能性高いです。」と。

南アフリカからスキミングを試みたみたいでしたが変に思った銀行がそれをストップしたようです。

その後彼女はOpposition(利用停止)をし、新しいカードが届くまでに1か月近くかかってました。

カードが使えなくて本当困ってましたが・・・。

 

フランスは本当多いですよね。

 

カフェでスキミングされたのか、レストランなのか、どっかで行ったお店だったのか。

 

絶対自分のカードを目から離さないようにしないといけないようです。

このような被害に遭わないようにするには絶対に自分の前でカードを切らせる、定期的に自分の口座のチェックが必要不可欠ですよね。

フランス 配偶者ビザ

3年間付き合っていたフランス人の旦那と2011年10月にフランスに結婚しました。

直後帰国。

帰国時は妊娠6か月。

2011年11月に在日フランス大使館でフランスの配偶者ビザを取得。

めっちゃストレスフルでした。

 

通常2週間以内で貰えると聞いていたのですが、、、結局貰えたのは3週間半後。フランス行きの帰りの飛行機もビザが貰えないから結局追加料金を払って日時変更しました。

 

フランス人の配偶者ビザの取得には、東京にある在日フランス大使館。もちろん時間には余裕を持って行きました。

来ている人はワーホリの申請だったり、学生ビザの申請とか色々。

 

順番が来て呼ばれ必要書類を提出。

窓口はフランスかぶれの日本人女性。

めっちゃ上から目線。同じ日本人なのに何であのような横柄な態度なんだろうと今でも思います。

書類提出後も待たされ、呼ばれたら何故配偶者ビザの申請をしているのかLettre de Motivationを書くように言われました。

それも仏語で。(まー、判断する人はフランス人だろうからそれはしょうがないと思い、その場で手書きで書きました。)

 

でも、それを提出したらまず、窓口担当の日本人女性がそれを読んで少し笑い、その後それを隣の窓口で対応していたフランス人と回し読み。この対応にはかなり頭に来ました!!!

「人の人生見せ物じゃねーよ!!!!!」

本当対応悪すぎて、未だに憤りを感じます。

 

その後ビザが下りる平均期間は2週間。

ネットで進捗状況が分かるということで帰宅の途へ。

 

その後は実家でネット上で逐一確認していたのですが、なかなか下りず。

焦りもあるし、出産予定のMaternitéはフランス。

今更日本で出産するために産婦人科は見つからないし・・・。

このまま帰れなかったらどうしようと思いました。

 

旦那と旦那の両親にも状況を説明し続け・・・、

旦那のお母様が申請から3週間過ぎた後に在日フランス大使館宛にメールを送ってくれたのです。(これは後日旦那から聞きました。)

おそらく内容はフランス人と結婚していてもう数か月で出産でMaternitéにも予約を取っているのだから早くフランスに戻ってこないといけないのに何でビザが下りないのか。それに結婚する前はちゃんとフランスで働き税金も払っていた旨等を書いてくださっていたようです。

(マダム本当に感謝!今でも大好きな義父母です!)

 

そのおかげで3週間半後ようやく配偶者ビザが下り、飛行機も予約をし、フランスに戻ることが出来ました。

 

ビザを待っている間、ネット上でも2週間経ってもビザが下りない方々のブログを拝見し、色々な方々の体験が参考にもなりましたし、救われもしました。かなり年月が経ってからで申し訳ないですが私も自分の経験をシェア出来たらと思い、今回私の経験を書かせて頂きました。

 

OFIIでも嫌な思い沢山しましたが、在日フランス大使館のサービス、どうにかなりませんかね。